はじめてのお客様には丁寧なヒアリングから山本さんの提灯作りがスタートします。希望される文字をそのまま描き入れるのではなく「提灯を通して、お客様が何を伝えたいのか」その気持ちを汲み取って、お客様の理想に近づけます。時には、基本の書体とは違った丸みのある柔らかな書体やイラストを用いるなどして、世界にひとつだけの提灯を作ってくれます。そんな提灯を求めて、県外から来てくれる方もいるのだそう。山本さんの優しい人柄と、丁寧な職人技が合わさった提灯だからこそ、多くの方に愛され続けているのだと感じました。